実施済み支援事業報告 大槌町立大槌小学校
大槌町立大槌小学校 書架配列リニューアル
日 時:平成26年2月6日(木)、13日(木)
場 所:大槌町立大槌小学校
参 加 者 :盛岡大学学生(司書課程、図書館サポーター含む)
盛岡大学図書館司書課程 千錫烈准教授
盛岡大学図書館職員 のべ26名
支援内容:図書室の書架配列のリニューアル
背ラベルの請求記号の改訂など
協 力:いわて高等教育コンソーシアム
大槌町では震災をきっかけに大槌小、安渡小、赤浜小、大槌北小の4校が統合し、
平成25年度から新生・大槌小学校が開校しました。
プレハブの仮設校舎の一角に図書室も設けられていましたが、
併設されている中学校と兼用で生徒にも児童にも使い勝手が悪い状態でした。
今回は小学校が図書室を全面利用できることとなるにあたり、
児童が図書を「探しやすく、使いやすい」ようにとの要請を受け、
司書課程の千准教授が中心となって書架配列のリニューアルを行うこととなりました。
リニューアルのポイントは大きく2つです。
1つ目は児童書と絵本が混配されて並べられていたものを
「絵本」「日本の児童書」「外国の児童書」の3つに区分けして配列したことです。
絵本と児童書を区別することで、低学年の児童は絵本を、
中学年以降の児童は児童書をより探しやすくなるようになりました。
2つ目のポイントは背ラベルの請求記号の改訂です。
4校が合併したために図書の請求記号もバラバラの状態でした。
図書館担当の教諭も担任等の業務があるために、
請求記号の統一などの図書館業務に時間を割くことができませんでした。
今回は請求記号を一般の公共図書館に準じて、作者名の50音順で新たに付与しました。
計2日間のリニューアル作業には、図書館サポーターの学生や、
司書課程を受講する学生、教職員のべ26名が参加しました。
探しやすく使いやすい図書室にリニューアルしたことで、
児童のさらなる読書習慣の形成に貢献できたのではと思います。